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2015.03.10

一時払いの終身保険が売れすぎて、販売停止になっている理由

最近、新聞で、

「日本生命が、一時払いの終身保険が売れすぎて、販売を停止するかも」

という記事が載っていました。

すでに、明治安田生命も、第一生命も、一時払いの終身保険が売れすぎて、銀行の窓販での販売を、一旦、停止しています。

1000円ぐらいの商品なら、売れ切れることもありますし電機製品などのように、工場で作らなければいけない商品も、一時的に売れすぎて、販売停止になることは、聞いたことがあります。

ところが、この終身保険は、生命保険料を一時払いで、その支払いが、1つの契約で、最低500万円以上がほとんどです。

一度に、1000万円、2000万円と加入する方もいます。

そもそも、金融商品なので、工場で作る必要もなく、パンフレットを配って、契約書に押印してもらい、加入者に、お金を振り込んでもらうだけ、ということでありながら、販売停止になるほど、売れすぎているのです。

これを聞いて、

「終身保険って、生命保険の一種でしょ。だったら、過去に病気をしたので、生命保険に加入できない。実際に、昨年、加入しようとしたら、断わられたから、私には関係ない」

と考える方もいるかもしれません。

ただ、この終身保険には、無告知型というのがあり、過去に病気をしていても、現在の体調が悪くても、判断能力さえしっかりしていれば、加入できるのです。
(年齢の上限はあるので、90歳などでは加入できません)

だから、これほど売れている?・・・・のでしょうか。

まず、終身保険というのは、名前からも分かりますが、保障が一生涯続く、生命保険のことを指します。

つまり、被保険者が亡くなるまで、保険期間が続きます。

次に、この終身保険には、4人の登場人物がいます。


(1)契約者  → 保険契約書に、署名と押印する人
(2)被保険者  → 保険事故の当事者
(3)保険金受取人  → 生命保険金を受け取れる人
(4)保険料負担者  → 保険料を支払う人

ここで、(1)の契約者と(4)の保険料負担者が違う場合もありますが、少し複雑になるので、「(1)=(4)」と仮定して、話しを進めます。

そのため、このあとは、(1)から(3)までの3人しか登場しません。

一般的に、終身保険は、下記のような組み合わせで、契約します。


(1)契約者  → 父親
(2)被保険者  → 父親
(3)保険金受取人  → 子供

被保険者である父親の相続が発生すると、保険受取人である子供が、生命保険金を受け取ります。

終身保険の場合、基本は、この形になります。

なお、父親が、生命保険の契約書には受取人の名前を指定せずに、遺言書で、保険受取人を指定することもできます。

この子供が受け取った、生命保険金ですが、

「相続人の数×500万円」

までは、相続税がかかりません。

例えば、相続人が母親と長男の2人であれば、1000万円は、非課税財産となるのです。

長男が、1500万円の生命保険金を受け取っても、評価は500万円でよく、それに相続税がかかるだけですみます。

さらに、生命保険金は、相続税はかかりますが、民法上では、相続財産とはみなされません。

だから、遺産分割の対象にならないのです。

例えば、相続人が長男と次男の2人で、遺産分割であらそうと、父親の預金口座などは、凍結されてしまい、使えません。

でも、父親の病院代、自宅の固定資産税、相続税は支払う必要があります。

この場合でも、長男が保険受取人となっていて、生命保険金をもらっていれば、そのお金は自由に使えるのです。

また実際に、遺産分割で争っていた兄弟がいましたが、長男が、この生命保険金を次男に渡すことで、納得させて、何とか、協議書が作成できた事例もありました。

人間の心情として、目の前に、お金があると、このまま、争っても、時間ばかりかかるならば、これで、手打ちにするか、という気持ちが生まれやすいのです。

このように、終身保険は、相続税の節税対策になり、かつ、遺産分割もスムーズにする潤滑油になるのです。

だから、売れている・・・・そういう面もあります。

ただ、この終身保険に限ったことではなく、相続人が受け取った生命保険金は、すべて同じ性質を持っています。

でも、他の生命保険の契約は、売り止めにはなっていません。

実は、一時払い終身保険が売れている理由は、利回りにあるのです。

父親が、950万円の一時払いの終身保険に加入すると、すぐに相続が発生しても、数十年後に、相続が発生しても、

1000万円が、必ず、子供に生命保険金として支払われます。

元本割れがないどころか、50万円の利息がついています。

父親が、お金を使う必要性が出てきて、10年後に終身保険を解約することもできます。

そのときは、利回りがついて、お金が、980万円ぐらいで戻ってきます。

ここでも、元本割れがないどころか、30万円の利息がついています。

ここまで聞くと、一時払い終身保険は、元本保証のように聞こえますが、父親が5年以内に解約すると、元本を割れてしまいます。

「なんだ、じゃ、やっぱり、リスクがあるじゃん」

と思うかもしれません。

でも、父親が5年以内に、お金がどうしても必要になったら、一時払いの終身保険は、その生命保険金を元手にして、

生命保険会社から、お金を借りることができるのです。

これを契約者貸付制度と呼びます。

だから、父親が、解約する必要などないのです。

ということで、リスクがなく、利回りがよいのが、バカ売れしている理由です。

ただ、生命保険会社は、基本的に、日本の国債で運用しているのですが、その利回りが下がってきているので、運用が大変になってきています。

それで、本音は、一度売り止めにして、利回りを見直したいということなのです。

なお、先ほど、終身保険には無告知型があると言いましたが、告知型に比べて、利回りは低くなるので、注意してください。

とにかく、一時払い終身保険は、メリットが多い金融商品だと言えます。

今後、日本の国債の金利が上昇すると予想する人以外は、現在の利率が維持されているうちに、加入するのが、お勧めです。

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